No.03 チューニングの内容で呼び名が変わる4A-G③

No.03 チューニングの内容で呼び名が変わる4A-G③

エンジンの仕様によって名称が変わる4A-G。ここでは7A-Gを掘り下げていきます。
えい
えい

7A-FEのエンジンブロックを4A-Gヘッドに付けてしまったのが名前の由来

7A-Gは4A-Gのヘッドに7A-FEのブロックを組み合わせて作ったエンジンの俗称。ストロークはHKSの5A-Gよりも長く、85.5mmある。これだけで純正の1587ccから1762ccに排気量アップする。
しっかしこれを思いついた人凄いな…。同じA型シリーズのエンジンとは言え、組み合わせてみようと発想は思いつかないよな…。チューナーさんに脱帽です…。別のエンジンの組み合わせなので穴位置が違うなどの障害があるように考えていましたが、ヘッドとブロックのドッキングは加工なしで行けるそうです。その代わりタイミングベルトの長さが足らなかったり、エンジン搭載位置を変更したりとエンジン以外で改造が必要になります。

 

メリット

  • ストロークアップによる排気量アップなので低回転域からトルクアップ
  • 4A-Gブロックよりも頑丈なので高出力にも耐えられる

デメリット

  • 4A-Gのブロックよりも高さ方面が大きくなるのでエンジンハイトが高くなる。
  • 5A-Gよりストロークが長いので高回転が回らない

ボア径も上げると8A-Gとなる

7A-FEのブロックもピストンサイズを変える事ができる。調べた限りだとこちらもボア径83mmの組み合わせで1850ccまでボアアップすることができるようだ。それでもボアよりもストロークの方が大きいので高回転側はちょっと苦しい。

 

最近の話題だとテックアートさんのAE86が20バルブヘッド+7Aブロックの7A-Gでターボにしている。更にOS技研の手助けを得て11000回転回るように改造した4AGを作った方も7Aブロックを使っていました。(4Aブロックよりも頑丈だったからという)