
車検が対応するようにちょっとずつ整備を進めていく我がハチロク。
段々調子が良くなっていると信じて整備を進めていくのだが、気になることが出てきた。
エンジンと排気音がまだまだうるさい…。
マフラーは車検対応品になり、触媒も純正触媒に戻した。
カーランド製のTYPE-DマフラーはJASMAを取っているのでパイプが割れていない限りは
音量がデカすぎるなんて思えない…。
すると別の問題があるんだろうなぁ。購入した時に交換したと言われたエンジンオイルを
一先ず交換してみることにした。ついでにフラッシングをやってみたいので一緒にやってみる事にした。
フラッシングオイルはカー用品店に行けば1つや2つは置いてある。
用品店にあるフラッシングオイルは汚れはかなり落としてくれる。のだが、
本当に根こそぎごっそり落とすものが多い。それで良いんじゃないの?と思われると
思うが、オイル経路にくっ付いている汚れの塊を剥がすのでオイルストレーナーを
物理的に詰まらすことがある。現役整備士さんの情報発信を見る限り、
フラッシングオイル否定派もいて結構議論できる品物だったりする。
それは置いといてフラッシングオイルを入れるのにエンジンに入っているオイルを
先に抜く必要がある。新油が入っているだろうから琥珀色のオイルが出てくると
思っていたのだが、鉄粉混じりの黒いオイルが出てきた。なんだこれ?
個人売買だとこういうところ信用できない。しかしこれは個人売買だけの話ではなく、
お店を構えている車屋さんでも似たような事例があったりする。要は故障せずに
納品できれば良いという事だから今後知っておかなくてはいけない闇を学んだ
瞬間であった(笑)
交換したとされていたオイルが汚いので一発かまされたのがよくわかったが、腐らずにフラッシングを実施。
フラッシングオイルはパパコーポレーションが販売しているフラッシングゾイルを使った。
このオイルは根こそぎごっそりというタイプではなく、スラッジを溶かして綺麗にしていくタイプの物。
スーパーゾイルシリーズはバイク界隈で定評があるので良い結果が出ると感じた。
入れてから15分くらいアイドリングさせてフラッシングオイルを抜くのだが、良い意味で散々な結果だった。
フラッシングゾイルは透明のオイルなのだが、抜いたオイルは真っ黒だった。この車は全く整備
していなかったんだなと実感が沸いた瞬間だった。
フラッシング前はフィラーキャップの中を覗いてもカムシャフトを認識できなかったけど、フラッシング後は
オイル焼けが少し取れてカムシャフトが少し識別できるようになっていた。
汚れが酷いせいで1回で綺麗にするのは無理そうだ。何回かやれば結構綺麗になりそうな感じがした。
フラッシング後は新しいオイルを入れたのだが、エンジンがビックリするくらい静かになった。
振動も目に見えて小さくなり、これがある程度正常に動いている状態のエンジンなんだと
感じた瞬間でした。
オイルはオートバックスで売っているカストロールの安い奴だったので、性能は期待してはいけない。
でもオイル交換でかなり調子が戻ったので安いオイルでも汚れを取った後だったら調子良く
動いてくれる事が分かって嬉しい体験でした。