No.13 スプリングを交換しよう

No.13 スプリングを交換しよう

異様に低い車高と跳ねまくるサスはどうにかしたい

ちょっとずつだが我がハチロクも車検に合格できそうな雰囲気が漂ってきた。
エンジンが良いところまで来たので、次はスプリング交換に着手する事にした。
下回りを覗かせてもらったときに驚愕したのはサスマウントから外れるくらい
ストローク長がないカットバネ。こんなのが前後両方とも入っているものだから
ギャップがあるところを走った途端にデカい音は勿論、跳ねるし腰にも来るし
困った足回りだった。

純正形状のローダウンスプリングを組み付けることにする

カットされているスプリングに比べたら社外のローダウンスプリングならどんなものでも
乗り心地が良くなると考えていた。早速ヤフオクで中古品を見ていたのだが純正形状の
スプリングって殆ど出ていないのだ。何故かってAE86は大体車高調に交換してしまうからだ。
当時の僕は車高調組んだら収拾がつかないのと思ったので新品で純正形状スプリングを購入した。
チョイスしたのはRS-Rのスプリング。当時だと1万円くらいで入手出来て手頃だった。
車高ダウン量も3cmくらいだったはずなので、車検に通すならこれくらいで良いと考えていた。

工具さえあれば、苦戦する箇所はアッパーマウントくらいか?

交換についてだが、お勧めの手順がある。ジャッキアップする前にアッパーマウントを
止めているナットを緩めてしまう。車体からショックを取り外した状態でアッパーマウントの
ナットを外そうとするとエアインパクトの様な工具が必須となる。通常のハンドツールでは
ショックのシャフトが一緒に回ってしまって上手く力が伝わらないからだ。
学生のDIYではそこまで設備を準備できないのでジャッキアップをする前にアッパーマウントの
ナットを緩めておいた。後はキャリパーをショックから取り外して車体から取り外すだけだ。
本来は全長の長いスプリングがショックに組付けられているのでスプリングを外す際にも
スプリングコンプレッサーでスプリングを縮めておくのが手順になるのだが、カットバネは
ガバガバだったのでそんな必要はなかった。
新しいスプリングを組付ける時だけコンプレッサーを使ってアッパーマウントを組み付けておく。
マウントの本締めは車体に組み付けて地面に降ろしてからだ。
リアはショックの根物を外してあげればホーシングの隙間を広げる事が出来る。
隙間が出来たらバネを嵌め変えるだけなので30分もかからなかった。

これがまともに動く足回りか~

この時点では公道を走ることが出来なかったが、後日談。
社外品を入れたのでこういう感想を抱くのは変な話だが、これがまともに動く足回りか~と感動した。
単純に柔らかいだけの足回りになったが、突き上げとフルバンプしまくるバネカット品に比べたら
乗り心地はかなり改善された。