No.02 チューニングの内容で呼び名が変わる4A-G②

No.02 チューニングの内容で呼び名が変わる4A-G②

エンジンの仕様によって名称が変わる4A-G。ここでは5A-Gを掘り下げていきます。
えい
えい

HKSからそういう名称のパーツキットが出ていた

4.5A-Gの所ではピストンサイズ変更による排気量アップで名称が変わると伝えたが、こちらはクランクシャフトのストロークアップする事で排気量アップした4AGの名称だ。絶版になっているがかつてHKSで販売していた5AGキットで作ることができた。
純正のクランクシャフトはストローク77ミリだが、5AGクランクは83ミリに伸ばすことで排気量アップをする。ボア81mm×ストローク83mmで排気量は1710ccとなる。

 

メリット
ストロークアップによる排気量アップなので低速からトルクが出て扱いやすいエンジンになる。
デメリット
高回転側がチューニングした4A-Gよりパンチがない。

 

これは好みの問題になるが、実測のパワー自体は出る。でもトルクが強い回転域が中速にずれるので高回転をガンガン使う性格ではなくなる。

更にボア径を大きくすると5.5A-Gとなる

5A-Gはあくまでもクランクシャフトのストロークアップで排気量アップをした場合の俗称だが、更にボア径を変更すると5.5A-Gという俗称になる。考え方としては4.5A-Gと同じ考え。
仕様としてはΦ83がよく雑誌で出てきた。この場合は排気量が1796ccになるので7A-Gとほぼ一緒の排気量になる。ボア×ストロークも所謂スクエアになるので高回転に不満は出づらい。

 

絶版なのでもう新品で組むことができないエンジン仕様だが、乗りやすさに軍配を置いた仕様も楽しみ方の1つだ。