No.11 スロットルポジションセンサーを調整してみよう

No.11 スロットルポジションセンサーを調整してみよう

AE86では定番トラブル。最終的に2回も対策品を出すほどやばいパーツ
えい
えい

トラブルの常習犯だったスロットルポジションセンサー

AE86ではスロットルポジションセンサーが定番のトラブルになっている。スロットルを本当に少し開いたあたりがギクシャクして乗りづらくなってきたらスロットルポジションセンサーを疑ってみるのが良いだろう。
いずれも廃番になってしまったが、AE86のスロポジは3種類ある。トラブルが起こって対策をしてきた結果だ。
スロットルポジションセンサー
対策品最終型番は89452-20070。表面がメッキになっているのが特徴で分かりやすい。逆に言えばそれ以外の黒い表面のスロポジだったら対策前のセンサーなので、用心した方が良い。

取り付けたら調整が必要

取り付けたら位置合わせが必要になる。調整に必要なのは下記の通り。

  • シックネスゲージ
  • テスター

勘で合わせると良い事がないのでこの2つは工具屋さんで入手してこよう。
調整の仕方
シックネスゲージ
スロットルワイヤー側にあるストッパーにシックネスゲージを挟む。厚みは0.47mm。言葉だけだと分かりにくいので画像を参照
配線図
次に抵抗値を測定するためにテスターの出番。真ん中の2つの端子にテスターの電極を当てて、抵抗が∞に切り替わる場所で固定する。固定が済んだら実際に無限になるかどうかシックネスゲージの厚みを0.6mmあたりに増やして抵抗が∞であれば調整が出来たと判断できる。

我がハチロクは効果のほどが実感できなかった

僕のハチロクだと効果のほどがよくわからなかった。元の状態でもギクシャクしていると感じていなかったからだ。でも対策前のポジションセンサーだったので安心料となった。そういえばセンサー交換前はボンネット周辺に付いているウェザーストリップを外していないと調子が悪かったが、交換したらウェザーストリップを戻しても変な挙動が起こることがなかった。ギクシャクはしていなかったが、熱害で死にかけていたのは間違えないと考えている。