No.10 暗いヘッドライトを何とかしてみようpart2

No.10 暗いヘッドライトを何とかしてみようpart2

えい
えい

光量自体を上げるならLEDとHIDがやはり強い

今どきの車だと廉価なモデルじゃない限りHIDが標準でくっ付いている場合が多い。これには理由があってハロゲンよりも消費電力が少ないのに光量が大きいというメリットがある。LEDも同様だ。以前はHIDやLEDは価格が高い車しか付いていなかったので流用したり社外品のコンバートキットを取り付けることが多かった。そうすると取り付けるヘッドライトユニットとの相性問題が発生して取り付けても思ったよりも明るくなかったりグレアが酷くて対向車に優しくない車が量産されるという。。。
AE86のレビントレノでも例外はなく、安物のHIDを付けたら光量は充分でも光が拡散して思ったよりも暗かったりしてまともに使えないという事があった。今だとヤフオクに転がっている中華製HIDじゃない限りは当たらないと思われる。

HIDはレビンの方がやりやすかった。バラストの面で…

バラスト
出典:アマゾン
さて話を戻していって光量アップするのにHIDやLEDを入れてあげればハロゲンよりも光量が上がって夜道の走行がかなり楽になる。HIDはバルブ以外にもバラストがあるので設置位置が結構苦労する。純正でHIDを付けている車種ならヘッドライトユニットに上手く取り付けてあるのだが、AE86だと空いているところにステーか何かで固定するしかない。トレノの場合、リトラクタブルヘッドライトなのでバラストの固定位置が定まりづらいので苦労する。その辺レビンの方が固定する場所が多かったのでHIDにするのに苦戦はしにくかった。
もっと言えばトレノはリトラクタブルヘッドライトの中はあまりスペースがあるわけではない。HIDバルブの出っ張りが大きいモデルの場合だと干渉して取り付けられないという罠がある。僕も中華製HIDを自分のトレノに取り付けた時にぶち当たってしまった。
HIDバルブ
出典:アマゾン
にっくきHIDバルブ。調べてみるとハイゼットの様な商業用の車種もヘッドライトユニット後方にスペースがないのでHIDバルブを嵌めたらヘッドライトが戻せないという事があるようだ。

バラストが必要ないので今だとLEDバルブの方が楽


今だとHIDよりもLEDの方が僕の中ではお勧めできる。なんたってバラストがないので取り付けが楽。ハロゲンバルブを外して取り換えるだけだ。これだけでハロゲンよりも光量がアップするのでやらない手はない。そんなLEDでもトレノの場合は注意が必要。バルブ根元にヒートシンクやファンを付けているモデルだと先のHIDと同じように干渉する場合がある。一応30mmくらいであればギリギリ問題ないので寸法を調べて取り付けてみてほしい。

 

HIDのメリット

  • 消費電力がハロゲンより少ないのに光量がある
  • 色見(ケルミン)の設定が多い
  • 35Wと55W、80Wと消費電力が違うモデルがあるので光量の調整ができる

HIDのデメリット

  • 色見が安定するまで少し時間が掛かる
  • 上の理由でパッシングがいまいち決まらない
  • バラストの固定位置がどの車種でも迷う。DIYが必要。
  • 安物はグレアが酷くて対向車に迷惑をかける
  • ヘッドライトの相性が悪いと却って暗くなる

LEDのメリット

  • 取り付けが楽
  • 光の切れが良いのでパッシングが綺麗に決まる
  • 消費電力がハロゲンより低いが光量は大きくなる
  • 比較的安価

LEDのデメリット

  • 色見の選択がHIDより少ない。
  • 光量に関しては運任せなところがある。高くても暗いものもある。
  • よく耳にするメーカー製だと高い
  • 直線は明るいが側面の方はやや暗いと感じやすい
  • ヒートシンクが大きいモデルがあるのでトレノは取り付けられない場合がある